改正DV防止法、困難女性支援法施行を前に

新たに精神的暴力が接近禁止命令の発令要件に加わった「改正DV防止法」、そして旧売春防止法から脱却して女性の福祉・人権尊重や養護・男女平等を基本理念に掲げた「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」（「困難女性支援法」）がまもなく施行されます。国においては、それぞれの法に基づく「基本的な方針」が取りまとめられています。これらの基本的な方針には、民間団体と行政の連携が書き込まれています。そして、どちらの方針にも同行支援が民間団体の役割として言及されています。WERCでは、これまでもDV等暴力被害当事者のための同行支援を行ってきました。同行支援は当事者のための権利擁護活動であるとともに、行政にとっては、異なった法制度に基づいてさまざまな機関や部署が提供する支援を接続させて当事者へ「切れ目のない支援」を提供するために役立ちます。WERCでは、今後も行政からの委託を積極的に受けて、DV等暴力被害当事者への同行支援に取り組んでいきます。